いまさら聞けない「手放す」の本当の意味|① 概念の理解

🔸「手放す」ってどういうこと?

「手放します!」「手放そう!」─ そんな言葉をSNSやセミナーでよく耳にします👂

でも、正直なところ“雰囲気で言っているだけ”という人も少なくありません。

本当に手放しができていれば、心の状態も現実も少しずつ変わっていくはず。

もし変化が起きていないなら、
それは 勘違いの“つもり”の手放し かもしれません。


🔸「体感=体験」という視点

「体感が体験」
「体験は体感」
この言葉を聞いてすぐ腑に落ちる人は、まだ少ないでしょう。

なぜなら、私たちは「外側の現実こそがリアルで、そこで体験している」と思い込んで生きてきたからです。

しかし本当は─ 外側の出来事を体験しているのではなく、自分の内側の”体感を体験”しているだけ なのです。


🔸鏡の例:陰口を聞いたとき

たとえば、人の陰口を言っている人たちに遭遇したとします。

「これが鏡だとしたら、私も陰口を言っているってこと?」と 相手の姿に自分を重ね考える人も多いと思います。

けれど本当の鏡は“行動”ではありません。

それを見たときに自分の内側に湧き上がる体感 ─ イライラ、嫌悪感、落ち込み、あるいはスルーして平気な感覚。

これこそが鏡であり、自分の内側にある周波数を映し出しているのです🪞


🔸目に見える出来事に翻弄されない

大事なのは、出来事そのものに意味はないということ。
意味づけをしているのは、すべて自分の内側です。

本当は「自分の中で先にイライラが立ち上がり、それが現実に映し出されただけ」。

けれど多くの人は、目に見える出来事に翻弄されて「相手が原因」と勘違いしてしまいます。


🔸環境の大切さ

この思考のクセは、長年繰り返してきたために“洗脳レベル”で根強いもの。

悪気がなくても、自分ひとりでは気づけないのが普通です。

だからこそ最初は、 「気づきを促してくれる環境」 に身を置くことが大切。

「わかったつもり」で自己流にやってしまうと、同じ現実を何度も繰り返してしまうんです。


🔸まとめ

  • 「体感=体験」=外側ではなく内側を体験している
  • 出来事そのものに意味はなく、意味を与えているのは自分
  • 鏡に映るのは行動ではなく、自分の体感
  • 思考のクセは根深いので、環境に身を置いて気づきを得ることが大事

👉 次回は 「② 内側と外側の違い」 をテーマに、他人軸と自分軸の違いを見ていきます。

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