2028年に向かって、
私たちは「生活のために働く」という常識を手放そうとしている。
でも─
“自由に生きる”ことが当たり前になっていく時代に、
私たちは、何を基準に人生を選びとっていけばいいんだろう?
その答えのひとつが、
「自由意志」と「誠実さ」というキーワードにある。
🔸 「自由に生きる」とは、どういうこと?
“自由に生きる”と聞くと、
「やりたいことだけして生きていく」というイメージを持つ人も多いかもしれない。
けれど、ここで言う“自由”とは、
魂が本当に望んでいることに誠実であること。
それは時に、
周囲の期待や空気を読むことよりも、
自分の内側の感覚を信じてあげること。
「本当は、どうしたい?」
「いま、何が心地いい?」
その小さな声に、どれだけ耳を澄ませられるか。
それが“自由意志で生きる”ということなのかもしれない。
🔸 誠実さは、ときに期待を裏切るように見える
自分に誠実であろうとすると、
ときに誰かをがっかりさせたり、
「わがまま」と言われるかもしれない。
でも、誰かのために無理して笑うことより、
心の底から笑える場所を選ぶことのほうが、
ずっと、誠実な生き方だと思う。
社会の常識や他人の目に合わせて、
“正しく”生きようと頑張ってきた私たちにとって、
「安心するほうを選ぶ」って、案外むずかしい。
でも、自分の内側の感覚に正直になることが、
これからの時代を軽やかに生きるコツなのかもしれない。
🔸 迷ってもいい。「戻る力」があれば大丈夫
私たちは人間だから、
いつでも正しい選択ができるわけじゃない。
つい、古い癖に引き戻されたり、
誰かの期待に無意識に合わせてしまうこともある。
でも、それに気づいたとき、
そっと“戻る”ことができればいい。
それが、「戻る力」。
この力こそが、揺れ動く時代を安心して生きる支えになる。
誠実であろうとする姿勢に、正解も不正解もない。
「またズレちゃった」と気づいたら、
何度でも、やさしく立て直していけばいい。
🔸 比べない勇気─ それぞれのリズムを生きる
誰かと自分を比べてしまうと、魂の声は、かき消されてしまう。
「もう目覚めている人がいる」
「私は遅れてるかもしれない」
そんな風に思った瞬間、“正しさ”に引っ張られ、
“本当の自分”から遠ざかってしまう。
でも、魂の開花には、
ひとりひとり違うリズムがある。
それは決して遅れているわけじゃないし、間違っているわけでもない。
“私は私のスピードで進んでいい”
そう、自分に許してあげること。
それが、この時代を安心して生きる鍵になる。
🔸 おわりに
「自由」とは、外のルールから解き放たれることじゃない。それは、自分の内側に誠実でいる強さ。
誰かの期待より、自分の安心を選んでいい。
正しくあることより、
魂が喜ぶ方向へ、静かに歩いていくこと。
2028年へ向かうこの数年は、
そんな選び方の練習の時間なのかもしれない。
次回は、さらに具体的に──
心を軽くして、“喜びから貢献する”生き方について、やさしく深めていきますね。
